社会保険労務士・行政書士 西條清美事務所-事例:不倫相手への慰謝料はどうする?

宮城県登米市の特定社会保険労務士(特定社労士)・行政書士です。特に女性や若年者が抱える悩みの解決支援を得意としております。
離婚協議書・不倫慰謝料・セクハラ・ストーカー・架空請求等への内容証明郵便送付など各種対策、生活設計、年金(社会保険・労災)、あっせん代理(特定社会保険労務士付記済)、労働問題
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事例:不倫相手への慰謝料はどうする?

相談内容

「夫の携帯が、(夫がその場にいない間に)鳴ったので画面を見てみると、見知らぬ相手からメールが入っていた。そういえば1年以上前から何かと理由をつけて帰りが遅くなったり、自室でこっそりメールを打っていたり、何となくヘンだなと思ってメールを読んだら女性からだった。そこには『昨夜は楽しかったよ♥また会ってね』という文が…!!! 思わず、夫の携帯メモリから相手女性の電話番号を割り出し、相手に電話をかけた。もう会わないで、と伝えたところ、相手の女性は逆ギレ。『なんであんたにそんなことを言われなきゃならないのよ』『旦那を構おうとしないアンタが悪いんでしょ』『不倫くらいでギャーギャーわめくな』等々…。私は、夫が給料日となればパチンコで手取りの半分くらい使ってしまうので、寝る間も惜しんでパート勤めをして生活費を入れているというのに…。夫が長い間私を裏切っていたということと、相手の女性から暴言を受けたことも手伝って、精神的に不安定になってしまった。夫とは離婚すべきなのだろうが、子供が小さいのでそうもいかない。相手の女性が憎くて仕方がない。せめて慰謝料だけでも取れないか。」

当事務所が提案する対策

上記の相談事例は「ご主人に不倫相手の女性がいる」というケースですが、もちろんその逆「奥様に不倫相手の男性がいる」というケースだってあります。
ですので以下は、男女共通として書かせて頂きます。

まず、不倫相手から慰謝料を取ろうと考えている場合、配偶者とは離婚する覚悟でいてください。
実際に離婚するかどうかは別として。

理由は、「慰謝料を取る」という行為そのものが、宣戦布告だからです。不倫相手へはもちろん、配偶者に対してもです。

何より、まず念頭に入れておかなければならないのは、不倫は一人じゃできないということです。
双方に何らかの非はあるということです。ですから、配偶者のことは目をつぶって相手方だけ責めるというスタンスを取ると、あとでしっぺ返しを食らうこともあります。

たとえば、故意の割合が配偶者と不倫相手とでフィフティフィフティだった、または不倫相手のほうが積極的に誘っていたくらいだ…と思っていたのが、実は不倫相手が迷惑に思っているにもかかわらず配偶者のほうが迫り続けていた、なんていう事情があると、逆に配偶者もろともあなたも一緒に訴えられかねません。

インターネット上で情報収集をされている奥様方の中には、「夫が不倫=相手の女性から慰謝料をたくさん取れる」と思い込んでいる方も結構いらっしゃいますが、いざ裁判となった場合、そう簡単に勝てるわけではないということを念頭に入れておいて頂きたいと思います。

それと、不倫に関する慰謝料は、実際にはそんなに「たくさん」取れるわけではありません。

ただ、念頭に入れておけ、といわれても、それでは腹の虫が収まらない…とお思いになると思います。

実際に慰謝料を請求するだけではなく、いろいろと言いたいこともあるでしょう。
(アンタが旦那と遊んでいる間、私は大変な思いをして働いて…、ワイフが家事放棄をしているから俺は仕事から子供の面倒まで一切合財やっていたのに…、等々)

ですが、いざ相手に面と向かって口頭で言いたいことを言うとなると、上記「相談事例」中にあるように逆ギレされて被害者がさらに精神的苦痛を受けることが多いのです。

そこで、慰謝料請求をすると同時に自分の主張したいことがあるのなら、内容証明郵便を使うのがベストでしょう。
判決文等の公的な書面ではないものの、それ相応の重みのある文章を送りつければ相手に与える心理的圧力はかなりなものになります。

当事務所にて取り扱う場合、以下の内容を盛り込むようアドバイスしています。(これはあくまで基本部分のみです。その方が置かれた状況を把握して、その方に即した内容を作成・アドバイスしています)

  1. まず、不倫相手がやっていることを具体的に並べ立てる
  2. その行為が「不貞行為」であり、そのことによって自分は精神的に傷ついた、と説明する
  3. なのでその行為を一切止めろと警告し、慰謝料を請求する
  4. 払わないなら民事訴訟も覚悟しろ!と警告して、締める

不倫相手が、配偶者に「夫(妻)がいる」ことを知らない模様なら、そのことを冒頭にてしっかりと指摘します。

先述したように、内容証明郵便は「宣戦布告」ですから、あなたの足元はしっかりと固めておかなければなりません。そう、証拠集めです。

気をつけてもらいたいのは、不倫は法律上「不貞行為」という表現をしますが、これは配偶者と不倫相手との間に肉体関係があったことを表します。
ですので、この「配偶者と不倫相手との間に肉体関係があったこと」を誰が見てもわかるような証拠を掴んでおくのが大前提です。
不倫してると思っていたら、実はただの友人だった…なんてことも、ありますから。

配偶者と不倫相手との通話記録はメモに取るなどします。
メールは可能な限り転送してプリントアウトしておくのがベストです。ヘッダもコピーしてください。

配偶者と不倫相手が一緒に写っている写真があれば保存します。

また、その不倫が原因で使い込まれたお金があれば、記録を残してください。「○月×日 財布から20万円がなくなる 直前まで夫(妻)が財布のある場所に一人でいた」など。
通帳からおろされたり、無断でキャッシングされていればその記録を保存しておきます。

これらは、慰謝料請求の際、金額計算の参考とします。全額請求できるとは限りませんが、慰謝料請求の根拠の一つにはなります。

また、不倫相手と話をした際、暴言を受けた等の事情があればそれも記録しておきます。
万が一暴力を受けた場合は迷わず警察に被害届を提出してください。暴力で解決しようとする相手であれば、毅然とした態度で臨まなければなりません。
暴言・暴力と関係しますが、精神的あるいは肉体的に傷ついているという場合は病院にて診察を受け、診断書をもらっておいてください。領収書は全て保存します。

内容証明をうったら1〜2週間ほど様子を見ますが、何の音沙汰もなければもう一度内容証明をうちます。
それでも連絡がなければ、場合によっては訴訟もやむなしでしょう。
(訴訟に関しては当事務所の業務範囲外ですので、弁護士にご相談を)

さて、逆に相手から慰謝料の支払方法について相談があった場合、あるいは何らかの形で話がしたいと申し出があった場合はチャンスです。

もし話し合いの場を持つことができたら、慰謝料の支払方法等についてしっかりと決めます。
そして、決めた内容はすべて契約書・示談書等の名目で、必ず書面化して残しておきます。このときに、謝罪の言葉を不倫相手に一筆書かせて差し入れさせることもあります。(申し訳ございませんでした、二度と配偶者の方とはお会いしません等)
分割払いで、となった場合、後々入金が止まることが往々にしてあります。それに備えて、公正証書もあわせて作成しておくと良いでしょう。

内容証明をうつ場合、気をつけなければならないのは、不倫相手の家族構成です。

もし、不倫相手の家族が非常にうるさい人で、家族には知られたくない…と思われていた場合、内容証明をうてばバレます。
そうなると、不倫相手は逆に居直って、あなたを攻撃にかかるかもしれません。

その場合は、内容証明を打つより前に電話等で話し合って、示談するところまで持っていくのがいいでしょう。

もちろんこの場合も、示談して決めた内容はすべて書面化します。

ただし、書面に残すといっても、内容や書き方に不備があれば書面の効力それ自体が無効となってしまいます。(無効な書面であっても、裁判となった場合、参考資料の一つになる可能性はあります。ただし勝てる可能性は非常に低いです)

ですので、契約書として残す場合は、それ以上問題がこじれないように念入りにチェックする必要があります。そこまでこぎつけたら、書面を作成する前に一度ご相談いただくことをお薦めいたします。

不倫相手から慰謝料を取る、という行為は、それ自体が戦争です。請求の仕方如何によっては、本来悪くないあなたが逆に恐喝罪等に問われかねません。ですから、もし本当に請求をしたいのなら、戦略を立てて臨む必要があります。
まずは、「気づいてしまった、どうしよう…」という時点で是非ご相談ください。当事務所では電話・メールを合算して3回まで無料相談をご利用いただけます。

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S嬢の個人的感想

この問題は、慰謝料をもらえば一件落着…しそうに見えますが、実は奥が深く、当事務所では慰謝料請求の内容証明にプラスして基礎的なカウンセリングを実施することもあります。
(当事務所では内容証明郵便の内容や示談書の内容は依頼者に提示して確認を取って頂いていますが、その最中に泣き出される方もいらっしゃいます)

不倫された側は、それだけ傷ついているということです。

あるいは、腹いせに自分も浮気を…となってしまったり。そうなるともう泥沼もいいところで、お互いが権利ばかりを主張する状態になってしまいますから埒があきません。

この手の問題は、感情的になったほうが負けることが多いです。いろんな意味で。

「誰かに話すだけでも、だいぶ気持ちは楽になる」ということもありますから、お悩みの方は一度ご連絡ください。

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